お金をかけずに宅建試験に挑む

 思い立ったのは去年の今頃だったと思います。

子宝は授かりもので、早く欲しいと思っているときはなかなか恵まれず、あきらめた頃に授かったり、サプライズだったり。

そうしているうちに、社会復帰のタイミングを逃してきてしまいました。年齢は40代半ばにさしかかり、ブランクは10年超です。

イヤイヤ期の幼児と幼稚園児と小学生の三児の母で、時間はありません。本当に今年受験出来るレベルまで勉強出来るのかどうか、自分でも不安だったので、なるべくお金をかけないで勉強を始めてみようと考えたのでした。

そんな私の経験が、これから資格を取ろうとチャレンジする子育て中のママやパパ、学業やアルバイトのある中がんばる学生さん、お仕事の忙しい社会人の方の少しでも励みになればと思い、つたない文章ですが書いていこうと思います。

勉強期間

約6ヶ月の期間がありましたが、まとまった時間が取れるのは週末の深夜のみでした。それも毎週ではなく、がんばっても2時間くらいで睡魔に襲われたり、こどもたちの夜泣きや体調不良などで中断することも。7月の試験申し込みをするまでは、何度も今年は無理かなと思いました。

勉強方法

資格スクールや通信講座を利用せず、独学で試験勉強をするなら、テキストと問題集を買うのが普通だと思うのですが、はじめにも書きましたが、なるべくお金をかけたくなかったので、私はまず無料アプリを探しました。検索するなかで、無料となっていてもアプリ内課金があるものもあり、入れてみてはアンインストールしたものもありましたが、巡り会えたのは、完全無料、時々広告が表示されるタイプのものでした。

それが、宅建過去問10年分というアプリでした。このアプリの良かったことは、過去の試験問題を一問一答で答えるとすぐに正誤がわかり解説も読めるところです。本当の試験は四択だったり、合っているものの数を答える問題なのですが、各選択肢が合っているのか誤っているのか、すぐにわからないと時間内に解くのは難しいのです。ですので、一問一答で練習してから、四択問題に取り組むと少しラクに解ける気がします。このアプリも、分野ごとに一問一答、四択問題に取り組めて、さらに年度ごとの試験問題に挑戦出来ます。自分がどれだけ正解出来たかもグラフで見られるので、苦手分野がわかるし、過去問題を最新の法改正に合わせて改題してくれているので、私にとっては神アプリでした。

幼稚園バスを待つ間、こどもがテレビに集中してるとき、スキマ時間にとにかく一問でも解く。

ただし、過去問と解説だけではなかなか理解出来ないことが多く、やはりテキストは必要です。

私の場合、仕事をしていた頃に宅建の資格(昔は宅地建物取引主任者)を取ろうと思って、ユーキャンの通信講座を申し込んだのですが、仕事と試験勉強の両立に挫折した過去がありまして、その時のテキストを実家の押し入れから引っ張り出して来ました。2004年の試験用のテキストです。

古すぎですが、まずはそれを読んで、ひとつの単元を読み終えるたびに、最新のアプリで問題を解き、解説を読んでテキストと違う時は、その法令を検索して調べるというやり方をしました。(おすすめできません)

ですので、これからテキストを買うなら最新のものが絶対良いです。でも、私のように再チャレンジの方や、中古のテキストがある方も不可能ではないです。できれば2020年以降のテキストが望ましいかと思います。

実は、後から知るのですが、YouTubeで名だたる資格スクールの先生方が無料講義をアップされていて、とてもありがたいので通信データ容量と時間に少し余裕がある方は、はじめから活用されると良いと思います。

私は、勉強のペースが遅いんじゃないかと焦り出した時に、ご飯作りながら、洗濯物干しながら耳から入れようと思って、YouTubeで検索しました。私がすっかり心酔してしまったのが、宅建みやざき塾です。お話もわかりやすいのですが、何より先生が話し終わるごとに「絶対に合格しましょう!」って言ってくれるのです。弱気になる背中を何度も何度も押して頂きました。いくら解いても間違えてしまう苦手テーマを中心に視聴しました。

模擬試験

試験問題は50問で制限時間は2時間です。どのくらいの時間配分で問題を解くのか、何点くらい取れるのか、本番の1ヶ月前には一度試しておきたいところですが、資格スクールの模擬試験は地方に住んでいるとなかなか受けに行くのも大変です。

私は試験の申し込みをした時に不動産適正取引推進機構のホームページで過去の試験問題をダウンロード出来たので、それをプリントアウトして自宅で模擬試験をしました。
ただ、過去問で勉強してきて、一度は見ているはずの問題なので、比較的早く正解できます。本番では初めての問題を解くので、迷う分遅くなります。それで、私もかなり焦りました。

私は試験後に知りましたが、模擬試験問題が単行本で売られていて、それだとあまり高くないので、買っても良かったと思いました。


このように、できるだけお金をかけずに、なんとか宅建試験に一発合格できました。十数年前に比べて、記憶力の衰えに愕然としましたが、今はスマホアプリやYouTubeなど、便利なツールがあり、いつでもどこでも勉強できます。
久しぶりの試験勉強は終わってみると楽しかったと思えます。

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