宅建合格後、過去の不動産取引を振り返ると…その1

宅建の勉強をして実務も学んだ後、私自身がお客さんとして今までに経験した不動産屋さんとの取引を振り返ってみました。



未成年の賃貸契約


私が最初に自分で不動産屋さんにお世話になったのは、19歳の時でした。

大学のキャンパスが学部ごとに地方に分散している大学だったので、1年で学生寮を出て2年目からその地方でアパートに住むことになりました。

そのため、知らない街でアパート探しや賃貸契約を自分でやらなければならなかったのですが、車を持っている親切な友達が数人を連れて不動産屋さん巡りをしてくれました。

大学生協で斡旋されて、私が気に入った物件は、ご夫婦でやってる小さな不動産屋さんの物件でした。入居者がいたため、その日は外から見ただけで帰りました。

後日、1人で契約に行ったのを覚えています。たぶん、郵送で親の同意書等をもらっていたと思います。家賃の3ヶ月分を支払ったので、敷金、礼金、仲介料だったと思います。

重要事項の説明はさらっと受けたと思いますが、全く頭には入ってなくて、家賃振り込みの手続きのため、銀行口座をつくらなければならないことや、引っ越しのことで頭がいっぱいだった気がします。

3年後の卒業の時に、退去しましたが敷金を返還してもらえるなんて知らなかった(覚えがなかった)ので、そのまま忙しく引っ越してしまいました。

家賃滞納も一切なかったし、特に何も壊していなかったのですが、契約約款も重要事項も読んでいなかったので、どんな取り決めになっていたのかも今はわかりません。

一戸建ての借家

その後、実家に戻りましたが、親戚の持ち家を借りており、都合により引っ越ししなければならなくなりました。愛犬がおりましたので、ペット可の3LDKを探しに、家族で手分けして不動産屋さんを回ってみました。この条件を言っただけで、門前払いされることもありましたが、親切な不動産屋さんに会えて、条件に合う家を見つけることができました。

前回もそうでしたが、賃貸契約は大家さん不在で、不動産屋さんで行いました。古い家だったので、直したい所があれば自由に直して下さいという大家さんからの伝言がありました。

でも、1年後くらいに給湯器が壊れた時に、不動産屋さんに相談したら、修理費は大家さんに請求しますと言ってくれました。

良心的な不動産屋さんのおかげで、6年ほどそこで平和に暮らしましたが…

権利はあるけれど

ある日、私たち家族の住む家が売家の広告に載っていました。驚いて、賃貸の仲介をしてくれた不動産屋さんAに連絡を取ると、不動産屋さんAも全く知りませんでした。

どうやら、大家さんは家を貸すにも経費がかかるのが面倒になり、売ってしまいたいと思って、不動産屋さんAには知らせずに、別の不動産屋さんBに売却の依頼をしたそうです。

不動産屋さんAに言われ、大家さんが、今住んでいる私達家族に、買うなら安くしますよということを伝えてきたのですが、不愉快な気持ちは拭いきれません。

宅建の勉強をした今なら、このような理由では私達を退去させることはできないとわかりますし、不動産屋さんにも拒否できる権利はあると言われましたが、無理矢理に住み続ける気持ちにもなれず、引っ越そうと思いました。

ただ、売却の依頼をされた不動産屋さんBも、賃借人が居ることを知っていながら、通知も確認もせず、広告に載せるのはトラブルの元になることは明らかなのに、なぜやっちゃったのでしょう?

たまたま、その不動産屋さんBとは、職場で取り引きがあり顔見知りでしたので、直接「ひどいじゃないですかー!」と言いました。相手もまさか私が住人だとはと驚いたようでした。

そして、「うちは買う気はありませんけど、すぐには出ることも出来ませんから」と伝えました。

そのうちに、何人かが家を見に来るようになり、早くこの家を出たい気持ちで、次なる住みかを探し始めました。

その2へ続く


にほんブログ村 資格ブログ 不動産・建築系資格へ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

宅建士の資格を活かすお仕事

お金をかけずに宅建試験に挑む

合格発表とそれまでの日々