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不動産の住所氏名変更登記を自分でやってみました

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令和3年4月に不動産登記法が改正され、 住所 変更登記が義務化 になりました。 まだ施行されてないのですが、私の持ち家も変更登記をしていませんでしたので、自分で手続きをしてみました。 不動産を買った当時は、住所や氏名が変わったときは、変更登記をしなければならないけれど、司法書士さんにお願いすると約2万円くらいの費用がかかるので、いつか手放す時にでも まとめて依頼した方が手数料が少しか安くなるというお話を聞いたので、購入後に結婚し引っ越しましたが、そのままにしていました。 そのままにしていて、あまり良くなかったことは、固定資産税の通知がいつまでも旧姓で現住所に届くので、いつも郵便局で現在の姓○○方とメモされていて、落ち着かない感じはありました。 そして、若い頃はあまり思わなかったのですが、人間いつ亡くなるかわからないので、もし私が急逝したら、家族が面倒かもしれないなと思うようになりました。 宅建の試験勉強をして、やっぱり変更登記しなくてはならないなと思い、手続きを 法務局のホームページ で調べてみました。 住所変更登記はマイナンバーカードを使用して オンライン申請 ができるということですが、 ICカードリーダーライター が必要で、ソフトもダウンロードしなければならなく、我が家の古いノートパソコンでは無理だと言うことがわかり、 書面申請 をすることにしました。 このホームページから、申請書と記載例がダウンロードでき、記載例の方に必要な証明書や費用が書かれています。 申請書を見てみると、いたってシンプルで書く項目も全然難しくないし、費用も 不動産一つにつき1000円 なので、土地一筆と建物一戸の合計2000円と住民票の写し200円、戸籍抄本450円で総額2650円で済むとわかりました。 申請書に書く項目は登記されている不動産の所在や種別、面積を正確に書かなければならないので、不動産を取得した時の契約書や登記書類を見ながら書き写します。 費用は申請書に収入印紙を貼り付けて(添付して)支払うのですが、申請窓口に隣接して収入印紙を購入出来る場所があったのを、昔仕事で行ったことがあり知っていたので、書類だけを揃えていざ法務局へ。 ここで、私の大失敗。 住民票の写し とは役所で取った住民票のコピーではなく原本なのに、勘違いしてコピーを持って行ってしまったのです。 窓口で原本が必要と...

宅建士の資格を活かすお仕事

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宅地建物取引士の資格を活かす就職先を探すと、多いのは建築会社の営業、分譲マンションの営業、そして不動産会社の営業が出てきます。 地域差があるとは思いますが、意外と不動産業の求人よりも建築の求人の方が多いような気がします。 特に、個人向け住宅の建築会社は建設業許可とともに宅建業者の免許も持っている方が、幅広くお客さんのニーズに応えて、建築に至るまでのサポートが出来るようになります。 例えば、住宅用地の確保からの建築だったり、現在の住まいを売ってからの建築などの流れのどこかでつまずくと建築請負に繋がらないので、始めから終わりまで自社で力を入れられる方が、お客さんにとっても安心出来ると思います。 そこで、建築会社でも宅建士の資格を持っていると手当てがもらえたり、優遇されることが多いです。 ただ、どの会社でも営業職となると、契約を取れなければ、必要とされなくなってしまいます。なので入れ代わりも多いのかもしれません。 私は一度その業界を去って、再び飛び込もうとしています。家庭を持った今、前と同じようには出来ないこともわかっていますが、どこまで出来るか頑張ってみたいと思います。 4月からNHKで「正直不動産」というドラマが始まりました。連ドラを録画して観るのは何年ぶりかわかりません。子育てをはじめてから、毎週決まった時間にテレビを観るなんて出来なかったので、今もかなり録り貯めしていますが、とても面白いし、仕事のヒントにもなります。 一件一件の家に、家族のドラマがあります。お客さんの幸せそうな顔を見ると、いろんな苦労が吹き飛びます。 先日、2日間だけオープンハウスのお仕事をさせてもらいました。嬉しそうな建て主さんの笑顔、これから建てるお客さんのわくわくした顔、見学にこられたお客さんの子どもたちのはしゃぎようを見て、自然とこちらも微笑んでしまいました。 にほんブログ村

宅建合格後、過去の不動産取引を振り返ると…その2

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家族で住んでいた一戸建ての借家から、大家さんの都合で立ち退くことになってから、しばらくは同程度、又はそれ以下の家賃の借家を探していました。 中古住宅の購入 そんな中、気になる売家を見つけました。当時住んでいた借家よりも5年くらい古いけれど、逆に家の状態は良く、今まで払っていた家賃の10年分でお釣りがくるぐらいの値段の中古住宅でした。 私は計算しました。10年後、家としての資産価値はほとんどないけれど、バス停が近く、繁華街までバスでも15分程度の場所にあり、土地の値段は上がることは期待しませんが、大幅に下がるとも思えない。 ということは、運良く修繕せずに10年住めたら元は取れるし、土地代分は資産として残ります。また、私達子どもは結婚して家を出るかも知れないけれど、その後高齢となった親は賃貸住宅を借りられないこともあります。それなのに、また大家さんの都合で立ち退くことになったら大変です。 アラサー独身で仕事に忙しく、あまり支出していなかった私は、ドーンと現金で家を買うことにしました。もちろん家族の了解を得て。 住んでいた借家が突然、売家として広告に載ってから、約2ヶ月で引っ越し先を決め、大家さんからは立ち退き料として家賃2ヶ月分を頂くことになり、引っ越し代は賄えました。 結果、この家は15年たった今も親が住んでおります。この間、給湯器の取り替え、長期入院のせいで水道管が凍結し破裂、地震により窓ガラスの割れ等があり、修繕も行いましたが、ずっと家賃を払い続けるよりは安くすんでいます。子どもを連れて帰れる実家があるのは、私にとっても良かったです。 境界の問題 購入を決意し、家の中を見せてもらったときに 土地の境界の確認もさせてもらいましたが、境界石は1ヵ所しかなく、一辺は隣家の塀があり、一辺はフェンスが立てられていましたので、なんとなく境界は予想できる感じでした。 境界を示すものがない場合、売主が測量会社に依頼し、ハッキリさせてから売るのが一番良いのですが、測量しないので、その費用分値引きするということもよくあるので、了承して売買契約をしました。 数年後、お隣に住んでいた方が家を売りました。その時に、きちんと測量を頼んだようでした。測量会社は、トラブル防止のため隣家の立ち会いのもと、足りない境界票を設置してくれます。 その時に隣家との境界が思っていたより内側だったことが発覚し...

宅建合格後、過去の不動産取引を振り返ると…その1

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宅建の勉強をして実務も学んだ後、私自身がお客さんとして今までに経験した不動産屋さんとの取引を振り返ってみました。 未成年の賃貸契約 私が最初に自分で不動産屋さんにお世話になったのは、19歳の時でした。 大学のキャンパスが学部ごとに地方に分散している大学だったので、1年で学生寮を出て2年目からその地方でアパートに住むことになりました。 そのため、知らない街でアパート探しや賃貸契約を自分でやらなければならなかったのですが、車を持っている親切な友達が数人を連れて不動産屋さん巡りをしてくれました。 大学生協で斡旋されて、私が気に入った物件は、ご夫婦でやってる小さな不動産屋さんの物件でした。入居者がいたため、その日は外から見ただけで帰りました。 後日、1人で契約に行ったのを覚えています。たぶん、郵送で 親の同意書等 をもらっていたと思います。家賃の3ヶ月分を支払ったので、 敷金、礼金、仲介料 だったと思います。 重要事項の説明 はさらっと受けたと思いますが、全く頭には入ってなくて、家賃振り込みの手続きのため、銀行口座をつくらなければならないことや、引っ越しのことで頭がいっぱいだった気がします。 3年後の卒業の時に、退去しましたが 敷金を返還 してもらえるなんて知らなかった(覚えがなかった)ので、そのまま忙しく引っ越してしまいました。 家賃滞納も一切なかったし、特に何も壊していなかったのですが、 契約約款も重要事項も読んでいなかった ので、どんな取り決めになっていたのかも今はわかりません。 一戸建ての借家 その後、実家に戻りましたが、親戚の持ち家を借りており、都合により引っ越ししなければならなくなりました。愛犬がおりましたので、ペット可の3LDKを探しに、家族で手分けして不動産屋さんを回ってみました。この条件を言っただけで、門前払いされることもありましたが、親切な不動産屋さんに会えて、条件に合う家を見つけることができました。 前回もそうでしたが、賃貸契約は大家さん不在で、不動産屋さんで行いました。古い家だったので、 直したい所があれば自由に 直して下さいという大家さんからの伝言がありました。 でも、1年後くらいに給湯器が壊れた時に、不動産屋さんに相談したら、 修理費は大家さんに請求 しますと言ってくれました。 良心的な不動産屋さんのおかげで、6年ほどそこで平和に暮らしましたが…...

宅建ビックリ問題3選~R3年10月試験(個人的感想)

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昨年10月に受けた宅建試験の問題で、個人的に「これが宅建試験に出るの?」とビックリ、そして面白いと思った問題を紹介します。 あくまでも私の個人的な感想です。 第3位 次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。 令和3年4月1日において18歳の者は成年であるので、その時点で、携帯電話サービスの契約や不動産の賃貸借契約を1人で締結することができる。 養育費は、子供が未成熟であって経済的に自立することを期待することができない期間を対象として支払われるものであるから、子供が成年に達したときは、当然に養育費の支払義務が終了する。 営業を許された未成年者が、その営業に関するか否かにかかわらず、第三者から法定代理人の同意なく負担付贈与を受けた場合には、法定代理人は当該行為を取り消すことができない。 意思能力を有しないときに行った不動産の売買契約は、後見開始の審判を受けているか否かにかかわらず効力を有しない。 選択肢1の誤り部分が、令和3年という日付のみなので、 「え?今年からだったかしら?確か来年だよね?」 と考えながら、次の選択肢で、 「は?養育費のことなんてテキストにないない。でも成年までだったら大学生困るよね?」 と、不動産とは関係ないことに思いを巡らし、選択肢3と4で、やっと過去問で見たような選択肢に会えて安心したのでした。 正解は4です。 第2位 Aを売主、Bを買主として、A所有の甲自動車を50万円で売却する契約(以下この問いにおいて「本件契約」という。)が令和3年7月1日に締結された場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。 Bが甲自動車の引渡しを受けたが、甲自動車のエンジンに契約の内容に適合しない欠陥があることが判明した場合、BはAに対して、甲自動車の修理を請求することができる。 Bが甲自動車の引渡しを受けたが、甲自動車に契約の内容に適合しない修理不能な損傷があることが判明した場合、BはAに対して、売買代金の減額を請求することができる。 Bが引渡しを受けた甲自動車が故障を起こしたときは、修理が可能か否かにかかわらず、BはAに対して、修理を請求することなく、本件契約の解除をすることができる。 甲自動車について、第三者CがA所有ではなくC所有の自動車であると主張しており、Bが所有権を取得できないおそれがある場合、Aが相...

実務講習のスクール選びと修了試験

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宅建士への道 宅建業法を勉強すると出てくるのですが、宅建試験に合格しただけでは、「私、今日から宅建士です」とはいきません。 宅建士への道は 宅建試験 合格 ➡合格した都道府県に 登録 ➡ 宅地建物取引士証の交付 を受ける という道のりがあります。 登録は、2年以上の実務経験があることを勤めている(いた)宅建業者に証明してもらうか、 登録実務講習 を受けて修了証をもらわなければなりません。 そして、宅建業者に勤務して宅地建物取引士証の交付を申請します。 私はまず、登録実務講習を受けなければなりません。そして、無職で登録はできますが、後に就職した時に、勤務先を届け出なければならなくなるので、就職してから登録、取引士証の交付申請をすることにしました。 スクール選び たくさんの資格スクールが、合格発表前から申し込みを受け付けています。 費用はだいたい2万円前後で、早期割引などもあります。 1ヶ月程の通信講座と2日間のスクーリングの最後に修了試験を受けるタイプが多く、スクーリングを1日で終わらせるハードなタイプもありました。 私の住む北海道では、ほとんどが札幌会場で、旭川でも受けられるスクールもありましたが、札幌の方が近いので、札幌で受けられるところを探しました。 私の場合、札幌までは車で片道2時間半、鉄道では1時間40分かかります。泊まった方が交通費より安く済みますが、子どもが小さいので日帰りで通うことにしました。 朝10時から夜18時まで2日間なので、もっと遠い人は3泊4日の旅になりますね。 私がスクール選びで重視したことは、やむを得ない事情で予約した講習日程に行けなかった時に、 別の日程に振り替えられるかどうか です。 試験前日のように、子どもが熱を出すかもしれないし、自分もコロナに感染するかもしれないからです。講習の費用が少々高くても、子育て主婦にとって、日程変更可能というのはとてもありがたいのです。 そして、12月時点での私の予想では、年末年始の人の移動で、コロナの波がやってきて2月末にはおさまるだろうから、3月の上旬なら大雪の心配もないし、交通機関も混んでいないだろうと考え、予約しました。 コロナだけは、当てが外れてしまいましたが、すいている特急で、無事に感染もせず、行ってくることが出来ました。 久しぶりにひとりで出掛け、ひとりで飲食店に入り、モーニングやランチを...

合格発表とそれまでの日々

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試験翌日に、ある資格スクールの自動採点に解答を入力してみました。 しばらくするとメールが来て、そのスクールの合格点に達しているので、 登録実務講習 に申し込みできるという内容でした。早期割引があり、自動採点で合格点以上で、もし不合格なら全額返金されるというシステムの紹介でした。 それはそれで、とても魅力的ですが、私は合格しているかもしれないと思えることが何より嬉しく、夫にこの事を説明しました。でも、夫は「期待しすぎるとダメだったときショック大きくなるから、考えない方がいいんじゃない?」と。 確かにそうなんですが、でもでもやっぱり希望は持ってしまうし、少しでも合格ラインを低く言ってくれるサイトばかりを見てしまうのです。 たくさんの資格スクールの予想合格点をまとめた記事や、さらにその過去の実績から的中率まで調べてくれている記事など、ついつい検索してしまいました。 合格点ギリギリのラインに居るので、落ちたとしたら、たったの1問なんです。どうかどうか合格点が34点になりますように。私と同じようにギリギリラインに居る人が一人でも多く報われますように。ただただ、祈っていました。 試験が終わって、しばらくの間は疲れが取れず余裕がなかったのもあり、試験問題の解説などを見る気にはなれませんでした。 だんだん合格点予想の記事が更新されなくなってきた頃、やっと試験問題のどこをどう間違えたのか、ちゃんと確認しようと思い始めました。 迷って自信がなかった問題でも、いくつか正解しているものがあり、逆に間違えるはずがないと思う問題でミスをしていたりしました。 ミスの原因は例えば、 誤っているもの を答える問題なのに、選択肢ひとつひとつの正誤を判断している間に、ひとつしか正しくないと判断してしまい、それを解答してしまったケースです。4つの選択肢の中で、残り2つくらいで悩むことは多くあると思うのですが、3つ誤ってると思ってしまい、残りが答えだ!という思考回路が作動してしまったのです。 後から、落ち着いて問題を見て、絶対に誤っている選択肢がわかっているのに選択してない自分に驚いたのですが、そういえばアプリで問題を解いているときも、そういうミスはあったなと思い出しました。 一通り後悔した後、それでも子育てしながら、ここまで頑張ったんだし…と少しふっ切れて、合格発表の日を待つようになりました。 運命の12...